Ryotaは第一次世界大戦以後の現代史に大変興味が有り、今までに色んな書籍を読んできました。
中でも『零戦』が大好きなので、その古い三菱製の扇風機は戦後零戦を造っていた職人さんや、多くの方達が日本の復興を願って一生懸命に製造したものだとすぐに想像出来ました。(当時、零戦の開発元は三菱重工業でした。)
「この扇風機に零戦の勇姿をもう一度甦らせたい!零戦の音を呼び覚ましたい!」と考え、なるべく扇風機の形を保ちながら零戦に近づけるため、扇風機の羽根を零戦と同じ「可変ピッチプロペラ」にする事を考えました。ですが付けようとしている羽根の素材は合金の「超ジェラルミン」で、三枚の羽根はピッチ(角度)が変わる「可変ピッチプロペラ」。扇風機にインストールする為に手作業でつくるにはとても難しい技術です。
零戦は当時の日本でトップレベルの技術です。戦時中の物資がない中で、何度も積み重ねられた技の固まりです。ですが敗戦国となり当時の資料が一気に消失してしまった技術でもあります。Ryotaが手がけるにはハードルが高く頓挫していました。
そんな時に『鉄工島』フェスを知り大田区の働く職人さん達やその技術の高さを知り「あの職人さん達となら、一緒に出来るかもしれない!」とイメージがまた膨らみはじめました。
でも私達が出会って来た職人さんたちは口を揃えて「この仕事は大変で儲からない。誰も後を継がないよ。」と寂しい言葉ばかりでした。
◇職人さん達をもっと元気にする為にはどうしたらいいだろう?と思い 2018年鉄工島アイディアジャンボリーにて第一弾の企画を発表。「岩沢兄弟賞」を受賞しました。awrd.com/creatives/detail/5183161
◇2019年鉄工島フェス https://tekkojima.com/
に向けて企画を更につめ、総勢20名の(まだ増えている)プロジェクトになり、2019年11月3日に展示作品第一弾を発表しました。
当日は朝から夜遅くまで約400名の方達が「零戦風機 〜翼プロジェクト〜」について耳を傾け、思いおもいに紙飛行機を折って飛ばしてくれました。
また、展示には『株式会社アイジャスト』 https://ijustinc.co.jp/ さんのご協力により電源供給として持ち運び可能な太陽光パネルを使った蓄電池 「DenkiBank」を使用しました⚡️ 電気バンクについてはソトコトさんに 記事が掲載されています。 https://sotokoto-online.jp/424
◇「スタートアップアワード TOKYO OTA」https://startota.com
の書類審査を通過し、コーチングを受けながらブラッシュアップ後、2020年1月30日に行なわれた最終審査会にてプレゼンテーションにて大変うれしいことに、共立信用組合さんから『こころのふれあい賞』を頂き、賞金100,000円をいただくことができました。ありがとうございます。
https://www.pio-ota.jp/newfield-challenge/start-business/business-plan-contest.html
◇更に、この活動を進めるために「モーションギャラリー」にてクラウドファンディングを立ち上げたいと思っています!!!!
完成品は昔の職人の技術力と大田区の技術力を色々な方々に知ってもらう為、足立区の鮪の倉庫だった場所を改築した「ギャラリーsoko1010」で来て下さった方々に無料で展示ができるようにし、リターン品もその展示場所で受け渡しが出来たらと考えています。
過去の技術と今の技術を繋げたい。零戦に携わった当時のものつくりの職人さん達の魂、職人さん達の希望など色んなみえないものを、製作した『零戦風機』を中心に表現し乗せたい。その想いから〜翼プロジェクト〜と名づけ、今回はものつくりと言えば、大田区!と真っ先に思いついたので大田区の方々とプロジェクトを立ち上げ『大田区篇』としました。
現代技術の活用の例としてはDigital Artisan https://www.digitalartisan.co.jp/ に制作をお願いしたフォトグラメトリ技術です。岸野さんから頂いた扇風機自体設計図はなく、職人さん達とのやりとりの中で客観的な共有可能なデータがありませんでした。扇風機を3Dデータ化をする事で設計をどのように行なうべきか理解し合えるようになりました。
また、可変ピッチプロペラの3D化はなかなか当時の設計図がなく制作が頓挫していた所、プロペラを実際お持ちになっている中村さんに出会い、快くみせて頂き実際の羽をスキャンしたものから友人の柴田暁史さんにまずは一枚の羽ブレードのデータを制作してもらいました。
このプロペラの複雑なカーブの羽を合金A2017で製作し、可変ピッチプロペラにして扇風機に装着出来るよう新たに設計を引き受けて下さったのは大田区にある『セキダイ工業株式会社』の工場長 吉田 哲雄さん、営業の生沼理志さんです。
また、貴重な職人さん達の技を鮮明な映像で残すために、同じく大田区にある『アストロデザイン株式会社』さんが8Kでの撮影にご協力して頂ける様になりました。
新たな家電を制作する様なプロジェクトになるので、個人の金額としてはお支払いが出来ない様な額になりそうです。クラウドファンディングが立ち上がりましたらSNS等で呼びかけますので、ぜひご支援をよろしくお願い致します。
リターン品は、大田区の方々や日本の職人さんに発注したRyotaのデザインしたオリジナルの[Tシャツ、ピンバッチ、フライトタグ、ワッペン、高額出資者の方にはセキダイ工業株式会社さんの制作された零戦風機のプロペラの羽]等を制作します。
『零戦風機 〜翼プロジェクト〜』は、世の中にない物をつくりだそうとするチャレンジングなもので、実は1台だけでなく今後、零戦のシリーズのように15台を制作(詳細なバージョンも入れると最大20台!?)。
日本各地にある高度な技術を持つ職人さん達とつくった零戦風機を楽器として、オーケストラを編成し未来を奏でるシリーズプロジェクトになります。 日々の制作についてTwitterでつぶやいていますので、そちらもぜひ。
クラウドファンディングのリターン品を受け取ることで、大田区や日本の職人さん達の技術の高さを知るきっかけにもなり、また過去の技術者や、職人さんたちに想いを馳せ、航空遺産の大切さを知るきっかけになる事を目指しています。
私達の助言者である大田区の職人 長谷川製作所 長谷川さんは、「ゼロから、ものづくりが出来る人が減っている。」と大変危惧しています。
私達は、0から物を生み出す貴重な人たちを応援し、RyotaもゼロからものがつくれるようCADの勉強していくと決めました。またコロナ禍であっても、今出来ることにがんばって取り組んで行こうと奮闘しています。
調べれば調べる程、大田区の職人さん達のバラエティに富んだ技術力は素晴らしいと思う事ばかりでした。でも職人さん同士の繫がりがなかなかありません。私達が職人さん達を繋げられるハブになれたら、職人さん達同士の交流を持つ事で皆さんのものつくり技術力がさらに高まって行くのを期待しています。 2020/7/7現在(日々更新中)
中でも『零戦』が大好きなので、その古い三菱製の扇風機は戦後零戦を造っていた職人さんや、多くの方達が日本の復興を願って一生懸命に製造したものだとすぐに想像出来ました。(当時、零戦の開発元は三菱重工業でした。)
「この扇風機に零戦の勇姿をもう一度甦らせたい!零戦の音を呼び覚ましたい!」と考え、なるべく扇風機の形を保ちながら零戦に近づけるため、扇風機の羽根を零戦と同じ「可変ピッチプロペラ」にする事を考えました。ですが付けようとしている羽根の素材は合金の「超ジェラルミン」で、三枚の羽根はピッチ(角度)が変わる「可変ピッチプロペラ」。扇風機にインストールする為に手作業でつくるにはとても難しい技術です。
零戦は当時の日本でトップレベルの技術です。戦時中の物資がない中で、何度も積み重ねられた技の固まりです。ですが敗戦国となり当時の資料が一気に消失してしまった技術でもあります。Ryotaが手がけるにはハードルが高く頓挫していました。
そんな時に『鉄工島』フェスを知り大田区の働く職人さん達やその技術の高さを知り「あの職人さん達となら、一緒に出来るかもしれない!」とイメージがまた膨らみはじめました。
でも私達が出会って来た職人さんたちは口を揃えて「この仕事は大変で儲からない。誰も後を継がないよ。」と寂しい言葉ばかりでした。
◇職人さん達をもっと元気にする為にはどうしたらいいだろう?と思い 2018年鉄工島アイディアジャンボリーにて第一弾の企画を発表。「岩沢兄弟賞」を受賞しました。awrd.com/creatives/detail/5183161
◇2019年鉄工島フェス https://tekkojima.com/
に向けて企画を更につめ、総勢20名の(まだ増えている)プロジェクトになり、2019年11月3日に展示作品第一弾を発表しました。
当日は朝から夜遅くまで約400名の方達が「零戦風機 〜翼プロジェクト〜」について耳を傾け、思いおもいに紙飛行機を折って飛ばしてくれました。
また、展示には『株式会社アイジャスト』 https://ijustinc.co.jp/ さんのご協力により電源供給として持ち運び可能な太陽光パネルを使った蓄電池 「DenkiBank」を使用しました⚡️ 電気バンクについてはソトコトさんに 記事が掲載されています。 https://sotokoto-online.jp/424
◇「スタートアップアワード TOKYO OTA」https://startota.com
の書類審査を通過し、コーチングを受けながらブラッシュアップ後、2020年1月30日に行なわれた最終審査会にてプレゼンテーションにて大変うれしいことに、共立信用組合さんから『こころのふれあい賞』を頂き、賞金100,000円をいただくことができました。ありがとうございます。
https://www.pio-ota.jp/newfield-challenge/start-business/business-plan-contest.html
◇更に、この活動を進めるために「モーションギャラリー」にてクラウドファンディングを立ち上げたいと思っています!!!!
完成品は昔の職人の技術力と大田区の技術力を色々な方々に知ってもらう為、足立区の鮪の倉庫だった場所を改築した「ギャラリーsoko1010」で来て下さった方々に無料で展示ができるようにし、リターン品もその展示場所で受け渡しが出来たらと考えています。
過去の技術と今の技術を繋げたい。零戦に携わった当時のものつくりの職人さん達の魂、職人さん達の希望など色んなみえないものを、製作した『零戦風機』を中心に表現し乗せたい。その想いから〜翼プロジェクト〜と名づけ、今回はものつくりと言えば、大田区!と真っ先に思いついたので大田区の方々とプロジェクトを立ち上げ『大田区篇』としました。
現代技術の活用の例としてはDigital Artisan https://www.digitalartisan.co.jp/ に制作をお願いしたフォトグラメトリ技術です。岸野さんから頂いた扇風機自体設計図はなく、職人さん達とのやりとりの中で客観的な共有可能なデータがありませんでした。扇風機を3Dデータ化をする事で設計をどのように行なうべきか理解し合えるようになりました。
また、可変ピッチプロペラの3D化はなかなか当時の設計図がなく制作が頓挫していた所、プロペラを実際お持ちになっている中村さんに出会い、快くみせて頂き実際の羽をスキャンしたものから友人の柴田暁史さんにまずは一枚の羽ブレードのデータを制作してもらいました。
このプロペラの複雑なカーブの羽を合金A2017で製作し、可変ピッチプロペラにして扇風機に装着出来るよう新たに設計を引き受けて下さったのは大田区にある『セキダイ工業株式会社』の工場長 吉田 哲雄さん、営業の生沼理志さんです。
また、貴重な職人さん達の技を鮮明な映像で残すために、同じく大田区にある『アストロデザイン株式会社』さんが8Kでの撮影にご協力して頂ける様になりました。
新たな家電を制作する様なプロジェクトになるので、個人の金額としてはお支払いが出来ない様な額になりそうです。クラウドファンディングが立ち上がりましたらSNS等で呼びかけますので、ぜひご支援をよろしくお願い致します。
リターン品は、大田区の方々や日本の職人さんに発注したRyotaのデザインしたオリジナルの[Tシャツ、ピンバッチ、フライトタグ、ワッペン、高額出資者の方にはセキダイ工業株式会社さんの制作された零戦風機のプロペラの羽]等を制作します。
『零戦風機 〜翼プロジェクト〜』は、世の中にない物をつくりだそうとするチャレンジングなもので、実は1台だけでなく今後、零戦のシリーズのように15台を制作(詳細なバージョンも入れると最大20台!?)。
日本各地にある高度な技術を持つ職人さん達とつくった零戦風機を楽器として、オーケストラを編成し未来を奏でるシリーズプロジェクトになります。 日々の制作についてTwitterでつぶやいていますので、そちらもぜひ。
クラウドファンディングのリターン品を受け取ることで、大田区や日本の職人さん達の技術の高さを知るきっかけにもなり、また過去の技術者や、職人さんたちに想いを馳せ、航空遺産の大切さを知るきっかけになる事を目指しています。
私達の助言者である大田区の職人 長谷川製作所 長谷川さんは、「ゼロから、ものづくりが出来る人が減っている。」と大変危惧しています。
私達は、0から物を生み出す貴重な人たちを応援し、RyotaもゼロからものがつくれるようCADの勉強していくと決めました。またコロナ禍であっても、今出来ることにがんばって取り組んで行こうと奮闘しています。
調べれば調べる程、大田区の職人さん達のバラエティに富んだ技術力は素晴らしいと思う事ばかりでした。でも職人さん同士の繫がりがなかなかありません。私達が職人さん達を繋げられるハブになれたら、職人さん達同士の交流を持つ事で皆さんのものつくり技術力がさらに高まって行くのを期待しています。 2020/7/7現在(日々更新中)
2019年11月3日 鉄工島フェス にて展示作品第一弾を発表
Photo by EGACOH LLC
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2020.10 アートにエールを!東京プロジェクト(個人型)に掲載されました🎥
零戦風機 〜翼プロジェクト〜が、アートにエールを!東京プロジェクト(個人型) に掲載されました。ぜひご覧ください。
https://cheerforart.jp/detail/7696
https://cheerforart.jp/detail/7696